三味線[しゃみせん](上方落語[かみがたらくご])のサワリ
三味線[しゃみせん]の"さわり"は、一[いち]の糸[いと]がビーンとひびくこと。
二[に]の糸と三[さん]の糸は、上駒[かみごま]の上[うえ]にのっているんだ。
一[いち]の糸[いと]だけ、上駒[かみごま]からはずれて「さわり山[やま]」にふれているよ。
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三味線[しゃみせん]をひいた時[とき]に、一[いち]の糸[いと]が「さわり山[やま]」から少[すこ]しだけ離[はな]れたり、触[さわ]ったりした音[おと]が混[ま]ざり合[あ]ってビーンという音[おと]を出[だ]すんだ。
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