インドネシア

ジャワ島[とう]のガムラン3（メロディー）

ここでは、ガムランの音階[おんかい]と調[ちょう]、基本[きほん]のメロディー「バルンガン」について説明[せつめい]するね。

▍音階[おんかい]（ララス）と調[ちょう]（パテット）　
ガムランには２種類[しゅるい]の音階[おんかい]があるんだ。ひとつは「ペロッグ」、もうひとつが「スレンドロ」。
「スレンドロ」は１オクターブを五[いつ]つにわける。「ペロッグ」だと１オクターブを七[なな]つにわけて、そのうち五[いつ]つずつ選[えら]んで使[つか]うんだ。「ペロッグ」は日本[にほん]の沖縄[おきなわ]の民謡[みんよう]によく似[に]ているよ。
ジャワ語[ご]で音階[おんかい]のことを「ララス」というんだ。

おなじランチャラン形式[けいしき]の曲[きょく]『シンゴ・ヌバー』を、ペロッグとスレンドロできいてみて。

• ペロッグ音階[おんかい]の『シンゴ・ヌバー』をきく

• スレンドロ音階[おんかい]の『シンゴ・ヌバー』をきく

同[おな]じ曲[きょく]、同[おな]じひきかただけど、使[つか]う楽器[がっき]の音階[おんかい]がちがうんだ。

同[おな]じ音階[おんかい]でも、どの音[おと]で始まりどの音[おと]で終わるか、どの音[おと]を使うか、どんな音[おと]の動[うご]き方[かた]をするかで、ちがう「調[ちょう]」になるよ。ジャワ語[ご]では調[ちょう]のことを「パテット」というんだ。このサイトでは、「バラン」や「ヌム」の調[ちょう]がでてくるよ。

▍ バルンガンてなに？
それぞれの曲[きょく]でなんどもくりかえす、みじかい基本[きほん]のメロディーのこと。

「楽器[がっき]のなかまわけ」だとバルンガンをうけもつのは、スルントゥムやサロン・ドゥムン、サロン・バルンだったよね。その演奏[えんそう]を近[ちか]くからみよう。

• ランチャラン形式[けいしき]の『シンゴ・ヌバー』（スレンドロ音階[おんかい]）のバルンガン（基本[きほん]のメロディー）を演奏[えんそう]する楽器[がっき]をよくみる

• ラドラン形式の『パンクル』（ペロッグ音階[おんかい]）のバルンガン（基本[きほん]のメロディー）を演奏[えんそう]するサロンをよくみる

▍バリ島[とう]のガムランもくらべてみてね。