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モンゴル
モンゴルのこと
- モンゴル人[じん]はどこにすんでいるの?
モンゴル国[こく]や中国[ちゅうごく]にたくさんいる。それにロシアにたくさんいるんだ。モンゴル国[こく]のモンゴル人[じん]は270万人[まんにん]くらい(2010年[ねん])だって。モンゴル国[こく]のとなりの中国[ちゅうごく]にも、内[うち]モンゴル自治区[じちく]や新疆[しんきょう]ウイグル自治区[じちく]にたくさん住[す]んでいるよ。中国[ちゅうごく]では、モンゴル族[ぞく]とよばれているんだ。中国[ちゅうごく]のモンゴル族[ぞく]の人口[じんこう]は、581万人[まんにん]くらい(2000年[ねん])で、中国[ちゅうごく]の少数民族[しょうすうみんぞく]で8ばんめに多[おお]い。
- どんな言葉[ことば]をはなすの?
モンゴル語[ご]。
モンゴル国[こく]やロシアのモンゴル人[じん]はキリル文字[もじ]、中国[ちゅうごく]のモンゴル族[ぞく]はモンゴル文字[もじ]で書[か]くよ。 - 家畜[かちく]といっしょ
モンゴルでは、むかしから家畜[かちく]をそだてるのが大事[だいじ]な仕事[しごと]だった。羊[ひつじ]や山羊[やぎ]、牛[うし]や馬[うま]、それにラクダを飼[か]っているところもあるんだ。
だから家畜[かちく]に食[た]べさせる草[くさ]をさがして、1年[ねん]になんどか引越[ひっこ]す。羊[ひつじ]や山羊[やぎ]はたくさんいるから、それをまとめて追[お]っていくには馬[うま]の助[たす]けがいる。それで馬[うま]は家族[かぞく]や友[とも]だちみたいに大事[だいじ]だし、こどもも馬[うま]にのるのがとてもうまい。馬[うま]のかわりに、ラクダにのるところもある。
でも最近[さいきん]は、家畜[かちく]を飼[か]うひとの数[かず]は減[へ]っている。とくに中国[ちゅうごく]内[うち]モンゴル自治区[じちく]では、ずいぶん前[まえ]から家畜[かちく]を飼[か]うのをやめて、お百姓[ひゃくしょう]さんになる人[ひと]もおおかった。町[まち]に行[い]ってほかの仕事[しごと]についた人[ひと]もおおぜいいる。町[まち]では家畜[かちく]は飼[か]えないもんね。
- ゲル
引[ひ]っこしに便利[べんり]なように、ゲルという、ばらばらにして持[も]ち運[はこ]べる家[いえ]にすんでいる。こどもは、ゲルで家族[かぞく]みんなとごはんを食[た]べたり、遠[とお]くからきたお客[きゃく]さんのお話[はなし]をきくのが大好[だいす]き。
ゲル 引越[ひっこ]しのおてつだい - 大草原[だいそうげん]・きびしい自然[しぜん]
羊[ひつじ]や馬[うま]といっしょに暮[く]らすところは大草原[そうげん]だ。夜[よる]は星[ほし]が空[そら]からおっこってきそうなくらい、いっぱいみえる。すてきだよ。でも冬[ふゆ]はとってもさむいし、まわりには家族[かぞく]のほかにたすけてくれる人[ひと]もすんでない。家族[かぞく]みんなで助[たす]けあわないと、くらしていかれないんだ。
- モンゴルのお相撲[すもう]、競馬[けいば]、弓[ゆみ]のコンテスト
モンゴルには力[ちから]じまんの男[おとこ]がおおい。草原[そうげん]でたたかうモンゴル相撲[ずもう]で優勝[ゆうしょう]したら、みんな「うわ、すごいなー」とうらやましがるよ。
モンゴル相撲[ずもう]の衣装[いしょう] 競馬[けいば]もみんな大好[だいす]き。小[ちい]さいころから上手[じょうず]に乗[の]れるから、ライバルがいっぱいだ。
デールという衣装[いしょう]をきて競馬[けいば]にいく人[ひと]
弓[ゆみ]のコンテストでも、腕[うで]じまんの男女[だんじょ]ががんばるよ。モンゴルでは、ナーダムというお祭[まつ]りで、お相撲[すもう]と競馬[けいば]と弓[ゆみ]のコンテストをかならずやる。みんな、すごく楽[たの]しみにしているんだ。
小学生[しょうがくせい]の音楽[おんがく]の教科書[きょうかしょ]にもナーダムのことが書[か]いてあるよ。
"少数民族[しょうすうみんぞく]"ってなんのこと?
ひとつの国[くに]に、いくつかの民族[みんぞく]がいる、とおもってね。ある民族[みんぞく]の数[かず]が、ほかの民族[みんぞく]よりずっと多[おお]ければ、国[くに]の問題[もんだい]をきめるとき、強[つよ]い力[ちから]をもつんだ。
数[かず]が少[すく]ない、のこりの民族[みんぞく]は、こういう国[くに]では"少数民族[しょうすうみんぞく]"とよばれるよ。
言葉[ことば]や、くらしかた、信[しん]じる神様[かみさま]もちがうことがおおい。
