レクチャー「小泉文夫と世界の音楽」実施のご報告

去る11月15日(土)午後、令和7年度郡山市中央図書館レクチャーコンサートにて、当室
学術研究員が、レクチャー「小泉文夫と世界の音楽」を担当させていただきました。
郡山市中央図書館では、毎年、福島県出身の音楽学者、船山隆名誉館長が企画を担当され
、利用者様を対象とするレクチャーコンサートが開催されます。ちなみに船山館長と小泉
とは、東京藝大の同僚として長く親交を深めた関係です。
◉令和7年度(第8回)のテーマは「楽器の諸相」。

プログラムに組まれた三つのコンサートは、楽器の種類も時代も音楽もことなり、お客様
もそれぞれの持ち味を大いに楽しまれた様子です。

詳しくは中央図書館レクチャーコンサートの公式サイトをどうぞ。
https://www.city.koriyama.lg.jp/site/koriyama-city-library/48088.html

◉レクチャー「小泉文夫と世界の音楽」
今回は船山館長より、”民族音楽学者、小泉教授の足跡も含めて楽器の話を“とご依頼を受け
て、前半では、世界音楽の魅力を日本人に発信した小泉像を、また音楽によるアジアの相互交
流を重んじた小泉の姿勢をご紹介しました。
後半では、小泉が関心を寄せた楽器から次の3種類を取り上げました。
1) 東西に広がる箱型打弦楽器:サントゥールの仲間
2) 世界中でここだけの楽器:西アフリカのコラ
3) 東南アジアの竹製打楽器:バリンビン
3)の終わりに、バリンビンでリズム合奏をやってみるとの無茶振りに、快く応えて下さ
ったフロアのお客様、本当に有難うございました。
今回、会場近くのホワイエでは、郡山図書館が所蔵される小泉の著作も展示していただき
ました。同館の皆さまのご尽力に改めて御礼申し上げます。      (担当:尾高)