事前講座[全三回] 宝生流能楽公演 第六回 七葉會公演 能「融」―月の様相を探る―

2025年9月10日(水)、能楽講座を開催致しました。

講座では、舞囃子「邯鄲」「紅葉狩」「松風」における “月の描写” を中心とした詞章に加え、各曲で用いられる囃子:《楽》盤渉 、《急之舞》、《中之舞》、《破之舞》の特徴について能楽師の先生方からご解説いただきました。そして、各曲の解説後の実演では、特徴的な所作についてもお話を伺いました。
また、能舞台に描かれた「松」、橋掛かり、柱の役割などの舞台のこと、楽器の並び順や役割、洋楽との違い・・・など、内容は多岐にわたりました。
なお、本講座は、2025年11月29日(土)に宝生能楽堂で開催する能楽公演「宝生流能楽公演 第六回七葉會 能「融」―月の様相を探る―」をよりたのしく鑑賞するための事前講座ですが、本講座はどなたでも参加が可能です。この講座を通して、観客のみなさまが「能楽公演」を楽しめるきっかけになればと考え、協力させていただきました。
*10月10日(金)第二回目の講座を開催する予定です。

第一回目 
日時:2025年9月10日(水)18時半開場  19時始  20時45分終了
内容:舞囃子「邯鄲」「紅葉狩」「松風」
講師:髙橋憲正、澤田宏司、亀井雄二(宝生流シテ方能楽師)
司会:松村智郁子(東京藝術大学 未来継承センター 小泉文夫記念資料室)
会場:東京藝術大学音楽学部能楽ホール
参加者:53名

主催 七葉會(宝生流シテ方能楽師七人による会)
協力 東京藝術大学未来創造継承センター 小泉文夫記念資料室
助成 公益信託稲生雅治・惠子能楽振興基金
後援 日本伝統文化振興財団、能楽マガジンNoh+(ノープラス) 

講師:宝生流シテ方能楽師・髙橋憲正、澤田宏司、亀井雄二(画像左より) 
能「邯鄲」より シテ澤田宏司(宝生流) 

詳細はこちら→https://koizumi.geidai.ac.jp/db/news/koukaikouza/