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韓国[かんこく]
韓国[かんこく]の音楽[おんがく]でよく使[つか]うことば
韓国[かんこく]の音楽[おんがく]でよく使[つか]われる言葉[ことば]を説明[せつめい]しよう。
- チャンダン(長短)
韓国[かんこく]の音楽[おんがく]では、チャングやプクのような太鼓[たいこ]のなかまが、リズムの型[かた]を何度[なんど]もくりかえして伴奏[ばんそう]することが多[おお]いんだけど、そのリズムのことをチャンダン(長短)というんだよ。
チャンダン(長短)にはたくさんの種類[しゅるい]があって、それぞれ名前[なまえ]がついているよ。
- チョ(調)
メロディーのきまった動[うご]きかたや、きまった雰囲気[ふんいき]をもつ音[おと]のわくぐみ。ケミョンジョ(界面調)やピョンジョ(平調)など、いくつか種類[しゅるい]があるよ。たとえばケミョンジョ(界面調)なら、わくぐみはミ、ソ、ラ、ド、レの五[いつ]つの音[おと]で、なかでもミ、ラ、ドがはっきり聞[き]こえる。'ド(シ)⇒ラ'、'ラ⇒ミ'とメロディが下[さ]がるのがケミョンジョ(界面調)らしい動[うご]きなんだ。
ピョンジョ(平調)なら、わくぐみはソ、ラ、ド、レ、ミの五[いつ]つ。
ケミョンジョ(界面調)は悲[かな]しいきもち、ピョンジョ(平調)は礼儀正[れいぎただ]しさをあらわす、という人[ひと]もいるよ。韓国[かんこく]の音楽[おんがく]では、ちがう雰囲気[ふんいき]のチョ(調)をうまく使[つか]い分[わ]けるんだって。 - サンジョ(散調)
サンジョ(散調)というのは、韓国[かんこく]の音楽[おんがく]のなかで、楽器[がっき]ごとにいろいろな節回[ふしまわ]しを工夫[くふう]して作[つく]り上[あ]げられた、長[なが]い曲[きょく]のことだよ。
おそいチャンダン(長短)から始[はじ]まって、少[すこ]しずつ速[はや]くなり、最後[さいご]はとっても速[はや]くなって盛[も]り上[あ]がるよ。
韓国[かんこく]の音楽家[おんがくか]の間[あいだ]では、サンジョ(散調)がじょうずに演奏[えんそう]できたら一人前[いちにんまえ]、というくらい、演奏[えんそう]は難[むずか]しいんだ。
コムンゴ・サンジョ(散調)やテグム・サンジョ(散調)をきいてみよう。
- クーム(口音)
クーム(口音)は、声[こえ]で楽器[がっき]の音[おと]をまねしたもの。
韓国[かんこく]では昔[むかし]から、いろいろな楽器[がっき]を教[おし]えるのにクーム(口音)を使[つか]ってきた。
先生[せんせい]は曲[きょく]を教[おし]える前[まえ]にたいていクーム(口音)を歌[うた]って生徒[せいと]にきかせる。生徒[せいと]がそれをまねしておぼえたら、こんどは先生[せんせい]がほんとの楽器[がっき]で曲[きょく]のひきかたを教[おし]えてくれるんだ。
楽器[がっき]のひき方[かた]をあらわすクーム(口音)もあれば、よくつかうメロディーやリズムを声[こえ]におきかえたクーム(口音)もある。いろんな楽器[がっき]には、それぞれのクーム(口音)があるよ。
楽器[がっき]のひきかたがわかっている人[ひと]どうしだと、クーム(口音)をうたえばどんなメロディーなのか、どんなひきかたなのか、すぐにわかっちゃうんだ。
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